クラウドで農業経営に必要な経営指標や再生産価格が自動計算できます。
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農業経営はITで変わる

農業分野のIT導入は、他業種から比べ遅れていると言われています。作物の生産管理においても、一部の大規模農業法人を除いて殆ど導入してない状況です。今後、IT化による農業経営を行うことで、経営の効率化や作物の生産に関わる労力の省力化が、期待できるのではないでしょうか。

IT化で農業経営の見える化

農業経営の困りごとや課題点

1. 農業経営の困りごとや課題点1.農業日誌は紙で記録の為、過去の確認や情報の活用ができていない。
2. 農業経営の利益は、2~3ヶ月経過しないと損益情報がわからない。
3. 農業生産管理において、出荷金額や農薬などの費用を確認したいが集計できていない。
4. 農業のIT化を進めたいが、費用の問題で導入が進んでいない。
 

農業生産管理システム利用による改善

1. ITを活用することで、農業日誌の電子化ができ簡単に確認ができます。
2. 生産プロジェクトで管理することで労務費/出荷費/物財費/収穫量などが集計されます。
3. 月度単位の売上/原価/費用が集計され、月度推移のグラフなどで農業経営の把握ができます。
4. 農業のIT導入は、クラウドを活用することで低価格で導入することができます。
 

農業作業記録を確実に記録できます

1. 地図を利用しての圃場管理によって、圃場の識別が簡単に行え間違った作業が防止できます。
2. 農林水産消費安全技術センターが管理している登録農薬と登録肥料の情報が利用できます。
3. インターネットが利用できる環境ならば、PCやタブレット及びスマートフォンから農業日誌の記録が行えます。
 

農業経営に役立つ、売上・費用・利益の管理ができる

1. 確認したい期間を入力することで、生産によって発生した売上・費用・利益の集計管理が簡単にできます。
2. Microsoft Excel ファイルへ出力も可能で、次年度の生産管理計画や実績管理にも活用できます。
 

農業経営に必要な売上・原価・収益が簡単に管理できる

1. 年度を選択することで、月度単位で経営に必要な情報が自動計算されグラフで表示されます。
2. Microsoft Excel ファイルへ出力も可能で、農業経営の分析管理にご利用いただけます。

IT農業日誌の電子化から

これからの農業とIT活用について考えていきたいと思います。

日本の農業は、作物の品種改良が進み他国に比べて品質の高い野菜や果物及び米を生産していると思います。
美味しくて、安全な食物を提供している日本は、決して他の国に引けを取っているとは思いません。
しかし、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)によって、輸入の食物が低価格で提供されることで、価格は必ず下がることになるでしょう。
 
農作物の生産者は、品質が高く美味しい作物を作ることは得意ですが、消費者へ販売する販路開拓については苦手なのではないでしょうか?
私の知り合いで、直売所へ出荷している農家の方がいますが、売れ残って家に回収するのは絶対いやなので、必ず売り切るようにしているそうです。
具体的には、作物を見栄え良くし(磨く)価格も他の陳列されている価格を確認し決めるそうです。
消費者の方に選んでもらえるために、考えていることなのだと思います。
 

消費者の方が望んでいることは何でしょうか。

顔の見える生産者から、安心・安全な作物を購入したいと考えている人は多いと思います。
特に、東京・横浜・大阪など大都市に住む消費者の方は要望が強いのではないでしょうか。
その中でも、小さいお子さんのいる家庭や高齢者の方などに特に強いニーズがあります。
 

そこで、ITを活用して消費者に選んでもらえる作物を提供することはできないでしょうか!

IT活用の一つは、作物の生産過程をホームページやインターネットを活用し、消費者の方へ公開することが考えられます。
農業日誌を電子化し、どの圃場(作物の生育場所)でどんな作物を生産し、いつ種をまき、施肥、消毒、収穫を行ったのかを公開するのです。
 
農産物や加工品に、バーコードを印刷したものを添付し、消費者の方がスマートフォンでバーコードから確認する仕組みです。
農業日誌を紙などで管理していたのでは、新たに電子化を行わなければならないので、大変非効率です。
最初から、農作業の記録や画像を電子化して記録すれば、インターネットで公開する準備は整いますので可能になります。
 
日本人の心の中は、信頼関係でなりたっており、日本の農家の方が生産した作物は安心と考えている人が多いですが、
確実な記録・証拠(エビデンス)を残すことで、より一層の信頼を得ることができると考えます。
 
農業で、ITを活用し農業経営を成功に結び付けるには、最初に取り組まなければならないことは電子化だと考えます。
多くの企業が、IT化を進めるに当たり、ステップを踏んでシステムを導入しています。
農業経営も同様に、できることから始め、少しずつシステムを導入し、確実にステップアップすることが必要です。
 

まずは、IT化の一歩として、農業日誌などの記録を電子化してみてはどうでしょう!